Silk’s 旅diary

お散歩から長距離まで、旅の色々をつれづれと。

【富士山】③一番の心配事: 高山病

 

今回の富士登山において、一番の心配事が高山病でした🗻💦

 

そこで出来るだけ予防法を頭に詰め込んで 挑戦することに。

これ、すごく大事です!

 

とにかく ゆっくり歩く

これは富士登山経験者に言われたこと。

息が上がった状態の呼吸法は高山病になりやすいです。

高度に少しずつ慣れるという意味でも、疲れを溜めないためにも、これでもか、ってぐらい ゆっくり一定のペースで歩くのが大事🐢


深呼吸する

山小屋で夜中「ヤバい!息が苦しい!!」と目が覚めました。

若干 寝ぼけてはいたんですが 脈拍も早く、このまま死ぬかも…😱と怖くなりました。ハッと我にかえり「そうだ!深呼吸だ!」と思い出し、意識的に深呼吸しているうち、じきに落ち着いてきました。

登山中も深呼吸は重要。こちらは苦しくなる前に!(もちろん苦しくなった後も!!)

口をすぼめて ゆっくり吐く息に意識を集中するといいです。腹式呼吸で!

 

水を飲む

トイレが気になって水分摂取を控えるのは大間違い!

高山病は血中の酸素濃度が下がって発症するんですが、水分が不足すると血液の流れが悪くなり、高山病に直結します。酸素缶で酸素を吸うより、しっかり水分補給をするほうが効果的と考えられています。こまめに水分摂取しましょう!

そもそも高所の冷えた空気は乾燥していて、体の水分が失われやすくなっています。登山中は常にチビチビと。寝る時は枕元にペットボトルを置き、目が覚めたら飲むようにするといいです。

(登山時に必要な水の量の計算式はこちら↓)

体重×歩行時間 (h) x5 = 登山に必要な水分量

体重が50kgなら ×6時間×5=1500ml です!

(1時間に250mlずつは飲まなければいけないということです。)

 

登山中はボトルタイプより、ハイドレーションシステムがちびちび飲むのに適してします。

 

五合目で高度順応する

「①富士山への道」でも ご紹介した私のバイブル「山登り はじめました」の「登頂大作戦」にもあるように「五合目に1時間以上滞在して体をならす」ことが大事。

1時間以上、出来れば2時間程度!

結構 長い時間ですが、お昼ご飯 食べて、休憩して、着替えて、お土産も見て、ってしているうちに過ぎますので じっくりと!

silk-diary.hatenablog.com

 

 

山小屋に着いても すぐに寝ない

山小屋に着いたら、わーい😆って感じでゴロゴロしたくなっちゃいますが、人間 寝てしまうと呼吸の数が減ってしまいます。

山小屋からの景色は そりゃ素晴らしいものですので、散歩したり 写真とったり 食事したり 翌日の下見したりして、標高に体を慣らしてから寝るようにしましょう。

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曇っていたとしても、雲の間にいる不思議な感覚を堪能できます😆

自分の脚で こんな所まで行くんですから。

 

夜ごはんは軽く

まずアルコールはダメ🙅‍♀️

あと 食べ過ぎや消化に悪いものもダメです。血液が胃に集中してしまい、身体の酸素量低下に繋がります。

だから山小屋のゴハンは少なめなのです!

景色も良いし、と山小屋で飲みたくなる気持ちもわかりますが、高山病のツラさを考え、どちらを取るのかの判断を!


薬もある

高山病予防薬として処方してもらえるのは「ダイアモックス」。

私は大好きなひとりっPさんの本に書いてあったサプリ「ChlorOxygen」にトライしました。

赤血球を増やす効果があるらしく、iHerbで購入できます。

https://jp.iherb.com/

ちょうど電車内の広告でプロモーションコード(クーポン)も見てたので買ってみることに。(コードはネットで調べれば出てきます。)

せめて一週間前からは飲んだほうがいいのですが、頼んだらすぐ到着するかと思ってたのに、アメリカからソウルにオーダーが飛んで、そこから羽田に来て、って結構 時間がかかってドキドキしました。頼む時は余裕を持ってオーダーを!(私は2日に頼んで7日に到着したかな。)

でも「追跡機能付 Global Air (グローバルエア 一)宅配便」という配送方法だったので常に状況が確認出来て良かったです。5,000 円以上注文すると送料無料になるようですが、5,000円以下でも460円と安い!

実際、山小屋で ちょっと息苦しくはなったものの、あれぐらいは皆なるみたいだし、飲んでおいてよかったなと思っています。

(…ちなみに💩が緑色になります…)


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頭痛薬に注意

高山病の主な症状として頭痛があります。

痛くなってから飲むのはOKですが、予防的に飲むのはおすすめしません。現状の把握が出来なくなってしまうからです。(高山病になっていることに気づかず登り続けることになるということ。)

ちなみに頭痛薬の中でも、バファリンなどの鎮痛解熱剤はOK(アスピリンアセトアミノフェンなどの非ステロイド系)

鎮"静"鎮痛剤は呼吸抑制作用があるのでやめましょう。

 

その他まとめ

あとは、体調を万全に整えておくこと、余裕のある日程を組むこと、背負う荷物を重くしすぎないことも大事。

一緒に行った友人は嘔吐等の症状に見舞われ、本当にツラそうでした…。

 

高山病になってしまったら、無理をすると死に至ることがあることを覚えておきましょう。

高度に順応し 症状が治まればいいですが、治まらない場合は悪化を避けるために下山しましょう。

そして、下山時は1人で下山しないこと。

下りの道のりも長く険しいものです。

元気な人に登頂を諦めさせるのはしのびないとは思いますが、元気な人も疲れてはいるはず。富士山は逃げません。またの機会にチャレンジしましょう!

 

以下も とても参考になりました↓
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=738

 

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