Silk’s 旅diary

お散歩から長距離まで、旅の色々をつれづれと。

【都内・泉岳寺】③ 歴史と文化の散歩道

 

都内をお散歩していると、たまに出会う「歴史と文化の散歩道」の案内板。

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私は こういう説明書きを読むのが結構好きで、街中でも立ち止まって 読み耽ったりしています。

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今回、泉岳寺の前で出会った案内板は「芝高輪コース」の「高輪 潮の香散歩」。

 

伊皿子坂から品川駅までの約1.5Kmのみちのり。かつては 海沿いの道であった東海道を歩くコースです。


ちょうど用事で 歩きながら『伊皿子坂』なんて珍しい名前だなと思っていたんです。

こういった物事の由来などに触れられるのが とても楽しいなと感じるポイントです。

 

このあたりは江戸時代、後ろに小高い台地、 前に江戸湾を臨む海沿いの道でした。背後の高輪台地には泉岳寺をはじめとして由緒ある寺院が多く、幕末の頃最初のイギリス公使宿館となった東禅寺もあります。 台地の上からは眺望絶佳。東海道第一の宿場“品川” も間近に望めました。

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調べたところ、歴史と文化の散歩道は東京都が昭和58年に制定した散歩道で、全23コース。それぞれの地域の歴史や文化、見どころをめぐることができます。

 

しかし、この案内板や その他標識に関して、摩耗等の劣化や周辺環境の変化による表示内容の齟齬が拡大し、観光客に誤解を与えるおそれもあるとのことで、今後 撤去が予定されているようです。


たしかに こちらの案内も 高輪ゲートウェイ駅なんて出ていませんしね。

でも、今は無くなってしまったものが出ているのはおもしろい部分だと思いますし、道端で偶然出会えなくなるかと思うと 私としては すごく残念。


今後はインターネット上で見ることを推奨されているようです。

 

http://e-sampo.co.jp/rekibun.htm


https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/bunka/bunka_seisaku/0000000236.html


この存在を忘れずに、いつか制覇できたらいいなと思います。

 

高輪 潮の香散歩 見どころ

●高輪大木戸跡
 東海道の江戸の出入口。伊能忠敬はここを全国測量の基点とした。

伊皿子坂
 明国人伊皿子(いんべいすと読む)が住んでいたからとか、大仏(おさらぎ)の靴りとか、諸説ある。古くは潮見坂とも呼はれ、芝浦の海が見晴らせたという。

●長応寺跡
 安政5年(1858)の通商条約締結後、オランダなどの公館として使用された。明治35年(1902)北海道に移転。

大石良雄ほか16人忠烈の跡
 高松官邸とその付近の都営住宅、さらに高松中学や高輪図書館などの敷地を含めた一帯は、江戸時代、熊本藩細川越中守の下屋敷たったところ。討入り後、赤穂浪士のうち頭領の大石内蔵助ら17名か、ここに預けられた。浪士らは細川家から丁重にもてなされ、その御馳走攻めには胃拡張や胃酸過多に悩む者も出たという。そして討入りから約50日後の元禄16年(1703)2月4日、切腹した。樹齢数百年ともいわれる細川邸のシイは今もなお健在。高さ17m、幹の周囲7.4mという巨木である。

東禅寺
 安政5年(1858)日英修好通商条約綺結後、最初のイギリス公使館か置かれ、初代公使オールコックか駐在した。

●品川駅創業記念稗
 品川駅は、横浜駅(現桜木町駅)とともに明治5年(1872)5月7日に開業した。日本で最初の駅。

 

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