さて、今夜は楽しみにしていたオペラです。
3日目のこれまでの様子はこちら↓
ネフスキー大通りのドム・クニーギの角を曲がり、グリボエードフ運河沿いに歩くと 右手に芸術広場があります。
↑運河沿いの道。奥には有名な血の上の教会が見えています(工事中)。
右折し、緑がこんもりして 落ち着いたエリアが芸術広場。
ロシア美術館、フィルハーモニーのホール、ロシア民族学博物館などの文化施設が集まっており、まさに芸術広場。
⑥の回 ↓ でも触れた有名なグランドホテル ヨーロッパも こちらにあります。
淡い黄色の建物がミハイロフスキー劇場。
思っていたより控えめな外観です。
建物の周りには待ち合わせと思しき人がチラホラ。
正面にある複数のドアが入口で、いくつか開いているので、すぐわかると思います。
金属探知機のようなゲートをくぐって中へ。
中も思っていたより控えめです。
こちらは事前予約後、送られてくるリマインダーメール。
チケットやクローク、劇場ルールなど、注意事項が書かれています。
階段入口に係員がいて、チケットを見せるようになっています。
席によって入る場所が違ってくるので注意です。
こちらがチケット↓
(QRコードは一部加工しています)
スマホの画面にQRコードを表示させる形でも、印刷でもOK。
私は両方 持っていきました。
入口で係員にQRコードを見せ、コードを読みこませて完了。
中の階段はなんだか、ぐるぐる! 変な感じ。
入口を間違うと違うフロアに行ってしまいます。 案内された入口を入れば大丈夫。
着いた!
ステキ✨
まさに、こういうのを見たかった!って感じです。
素晴らしい歌劇場。
オーケストラ ピットもよく見えます。
開演前、余裕をもって到着し、劇場内の見学やブッフェで軽く食事をするのがロシア風だそう。昔の衣装などが飾られている展示室などもあります。
↓ こちらが入場時に配られました。
何の紙かと思ったら、出演者などの説明だったんですね。
始まる前にチャイムが鳴り、3回目のチャイムで席に着けばいいようですが、公演が始まると写真やビデオ撮影は禁止になるので、早めに着席して写真を撮ったり、ゆったり過ごすのもいいと思います。
近くに座っていた4人組の女性に写真撮るのを頼まれたりして、皆 ウキウキした感じです。
隣には若い男性が1人で来ていて ソワソワ感もなかったので、よく来ているロシア人なのかなーと思ったりしていました。
そうこうしているうちに幕開け。
演目は「フィガロの結婚」です。
生音ですし、早速 知っている曲で気分も盛り上がります!
こちらがミハイロフスキー劇場の公式サイトの情報↓
https://mikhailovsky.ru/en/afisha/repertoire/mozart_marriage_figaro/
予約する時、写真のメークや舞台装置が奇抜に感じ、あれっ??と思い、若干 迷いました。こんな感じだとは思っていなかったので…。
では なぜ こちらを予約したのか。
ド素人目線の調べ方や 予約の経緯です。ご注意ください。
まず、ロシア旅行に際し、ロシアに行くからにはバレエかオペラを見たい、それも できたら 白鳥の湖など 有名なのを見たいなーと思っていました。ド素人なので。
限られた旅行期間、日中は観光に食事に大忙しですし、移動もあったりして 夜に余裕がある日となると結構 限られてきます。
モスクワならボリショイ劇場、サンクトペテルブルクならマリインスキー劇場とミハイロフスキー劇場が有名なので、この中のどれかがいいなと思っていました。
ボリショイ劇場なんて いかにもロシアって感じですし、泊まるホテルからも近かったので行けたら行きたかったのですが、調べていると なにしろ高い!
これはムリだ、と諦め…
行けるのはサンクトペテルブルクにいる7/8だな、と。
スケジュールを決めたら、演目をチェック。
下記が見やすかったです。
https://russia.co.jp › theatre_schedule
こちらは あらすじなども見られます。
7/8にやっているのは ミハイロフスキー劇場 http://www.mikhailovsky.ru/en/ なら「フィガロの結婚」、マリインスキー劇場 https://www.mariinsky.ru/en/ なら「セビリアの理髪師」ということが判明。
まぁ、どちらでもいいかな、と。
あとは各サイトにいって、席の空き状況、席の場所(何列目か)値段との兼合いが非常に重要になってきます。
ちなみに私は下記で悩みました。
・マリインスキー劇場、ドレスサークル(2階)1列目、3000P
・ミハイロフスキー劇場、ドレスサークル 1列目、2500P
・ミハイロフスキー劇場、2nd サークル(4階)1列目、900P
悩みに悩んで 結局 2nd サークルの1列目を購入。
お値段、なんと900P、1人 1,600円弱。安っ!
ドレスサークルも かなり良い席なのに6000円しないわけで、日本では考えられない値段設定です。
予約に関しては オプショナルツアーも多いですが、ネット予約であれば、自分が見たい演目の見たい席を指定できますし、値段との兼ね合いなども じっくり検討できます。
現地での予約は売り切れている場合もありますし、言葉の問題もあるので、事前にネット予約することをおすすめします。
ちなみに マリインスキー劇場には本館と新館(マリインスキー2)があり、7/8のセビリアの理髪師は新館での上演でした。新館はきれいとか見やすいとかあるかもしれないのですが、私は趣きある劇場のほうがよかったので、それもミハイロフスキーにした理由のひとつ。
入ってみたい劇場がある場合は予約時に注意しましょう。
本来であれば マリインスキー劇場のほうが格上と言われていますが、どちらも 同じ音楽学校の出身者が多く、出演者の質は変わらないと言われています。
また、ミハイロフスキー劇場はネフスキー大通りの近く、便利な所にありますが、マリインスキー劇場は少し離れた場所に位置しています。
事前予約の方法はこちら↓
席の選び方ですが、アリーナ席のような”Stall"といわれる真ん中の席は
前のほうなら見やすそうですが、前に大きな人が来たら一巻の終わりですし(見やすいように左右にズレたりしていない)あまり座り心地もよくなさそうです。
皇帝の席(TSAR's BOX。いわゆるロイヤルボックス)があるサークル席の近辺が一番良い席だということは見ていてわかります。
そして、どこのエリアでも1列目でないと見づらそうです。
良さそうなのはStalls BOX、1st、2nd tier,バルコニー席の一列目、等がおすすめ。
さて、実際の公演は それはそれは素晴らしく感激したのですが、
本当に失礼な話なんですが…時差ボケで 途中から 眠くて眠くて…
なにしろ日本時間で夜中の2時です。
はじめはウキウキで見ていたのですが、やはり眠気には勝てず・・・
幕間の休憩時間になり、後半に入っても おそらく寝てしまうだろうと思い、思い切って帰ることにしました。
雰囲気は充分 楽しめたし、なにより安い席だし…。
本当に安い席にしといてよかった…って思いました。
大枚叩いてたら、寝てる時点で 周りから白い目で見られたでしょうし、もったいなくて 出られませんでした。
建物を出ると雨上がりでした。
虹がかかっていて、しかもダブルレインボー🌈 ステキ✨
眠気に勝てない自分を恨みながらも、まだまだ旅は続くので休養も必要、と言い聞かせ、バスでホテルへ。
バスも空いていてよかった。
とてもいい経験になりました。
何年後になるかわかりませんが、また ゆっくりサンクトペテルブルクを訪れて、次回はバレエもオペラも楽しみたい、と心から思いました。
ちなみにミハイロフスキー劇場から 後日 お誕生日にメッセージが来て、15%OFFチケットが贈られてきました。
コロナで行けないんですけどね。
いい劇場は さすがだな、と思いました。